中央区

19 朝鮮人帰国者記念植樹の碑
場所 熊内橋通7-2 生田川公園内

 1910年日本は韓国併合という形で朝鮮を植民地としました。そのため日本に多くの朝鮮人労働者がやってきて、長田区や兵庫区、中央区の工場で働いてきました。1945年解放後に、強制連行で連れてこられた人々は次々帰国していきました。しかし、早くから日本に来ていた人々は生活拠点もできて帰りづらい中で、1951年の朝鮮戦争で帰ることができなくなりました。国連や赤十字を通じた粘り強い運動は国会を動かし、ようやく1959年赤十字を通じて帰国協定を結び、帰ることができるようになりました。その年の8月15日解放記念日には修法ヶ原で1万人の人々が集まって祝ったと言います。生活に苦しんでいる人から帰そう、とみんなで決めたといいます。12月14日第一陣が出発、その時に記念の植樹をしました。
 また、30年後1989年記念の植樹をしました。生田川公園整備の際に南に移動したということです。
朝鮮への帰国の碑