22 | 増田製粉 |
場所 | 梅ケ香町1丁目1-10 |
2月4日の空襲の時には、林田区兵庫区の境にあり、川崎車両工場も近くにあり、激しい空襲に逢いました。増田五良さんは、「粉屋の手記」(神戸空襲体験記)に当時の様子を書かれています。落とされたのは焼夷弾ばかりだったということで、道路をはさんだ事務所は、従業員で消火活動をして助かったこと、新工場は鉄骨コンクリート建で崩れなかったが、内部は火になめられ、5棟の倉庫の原料はことごとく焼けくすぶっていた、と書かれています。小麦の山のくすぶる火を消すのに半月以上かかったとも書かれています。今も工場の周囲のレンガの塀には空襲の跡が黒く残っています。 |
増田製粉玄関 |
空襲の跡が残るレンガ塀 |