灘区

六甲ハイツ
場所 六甲台2丁目 赤松町2丁目

 神戸大学の南側には、戦後すぐに「六甲ハイツ」という住宅地がつくられました。日本は戦争に負けた後、日本の相手だった、アメリカやイギリス、ソ連、中国などからなる「連合国軍」に占領されていました。連合国軍は占領している間、自分たちが住む場所を作らなければなりせん。日本政府によって、将校とその家族のために作られたのがこの「六甲ハイツ」で、赤や青の屋根で、敷地の中には学校やお店などもあったそうです。
 「六甲ハイツ」ができた頃、神戸の人々はまだ貧しく、家もバラック建ての仮住まいで、停電も頻繁におこりました。夜になるといつも電気で赤く輝いている六甲ハイツを見上げては、「羨ましいなぁ」と思いました。
元六甲ハイツ周辺
六甲ハイツ写真(神戸市公文書館提供)