灘区

27 灘区の旌忠碑
場所 八幡町3-6

 阪急六甲駅南側にある「六甲八幡神社」に「旌忠碑」という忠魂碑があります。忠魂碑とは、日清戦争や日露戦争、そして太平洋戦争で、天皇のために戦い、そして亡くなった人々を祀った記念碑のことです。戦前、忠魂碑は日本各地に建てられ、「軍国教育」の一環として、小中学校にもたくさん建てられました。戦後は、連合国軍に「軍国主義」だと批判されることを恐れて、忠魂碑の多くが撤去されたり、公園や神社に移されたりしました。今でも時々、公園や神社などでひっそり立っている忠魂碑に出会うことがあります。この「旌忠碑」建立は紀元2570年、西暦では1910年(明治43年)です。旌忠碑は、この時期から昭和初期にかけて集中的につくられる忠魂碑とは少し異なるものです。
阪急六甲の八幡神社の忠魂碑「旌忠碑」
裏側