灘区

18 神戸市立西郷小学校
場所 大石東町6-2-1

 神戸市立西郷小学校では、食糧不足を補うため、1942年に校庭が畑にされました。1944年には学童集団疎開が行われ、3年生から6年生の子どもたちは淡路島の津名へ送られます。45年淡路島にも爆撃機が飛んでくるようになり、もはや安全ではないと、1945年6月、兵庫県北部の出石へと疎開しました。そして疎開後すぐの6月5日の空襲で、小学校の木造校舎は全て焼け落ちてしまったのです。
 かつて校庭には楠木正成銅像、二宮金次郎銅像がありましたが、金属供出命令でなくなりました。校庭の西の端には皇紀2600年記念の台座が今も残っています。
神戸市立西郷小学校
金属供出された二宮金次郎の代わりの石像
皇紀2600年台座。この上に楠木正成像がたてられていた